掛かり付けの医師に本当のことを言うためのブログ 29

 

 

 

二十代半ばの二~三年は、特に何事も起こらなかったように思います。無事、といえば無事。精々レイプされたぐらい。『両親』もあんまり変なヤツが来なかったですし。仕事の付き合いは、結構気を使ってましたけど。表向き友達、って感じで、決して気の置けない友達にはなれなかったですね。まあ、向こうも誰かに私と友達になってやってくれ、って頼まれてたんでしょうし、私もそれに合わせてたというか、要は互いにぎこちない、って感じでした。

ある日、『母』が倒れました。元々『弟』を自分の思い通りに操りたい人だったんですが、それが上手くいかなくて本人なりに悩んでいたようで。まあ、『弟』にしてみればいい迷惑でしょう。付き合う友達、タイムスケジュール、ほぼ自分の思い通りに管理しないと気が済まない『母親』に指揮されるわけですから。『弟』も半分ノイローゼ気味になって学校を休みがちになったんです。そうしたら、「精神安定剤代わりになるから」と言って無理やり睡眠薬や安定剤を飲ませようとして。しかも、100%グレープフルーツジュースに混ぜて。ご存知の方もいらっしゃると思いますが、薬とグレープフルーツの相性は悪いです。『弟』は嫌がりますし『母』は狂ったように飲ませようとするし、『父』と私は真っ青になって止めました。この女、私を殺そうとするだけじゃなくて『弟』まで殺そうとするか、って。この時の『弟』は別にレイプ犯じゃないんですが。

この女おかしい、狂ってる、って本気で思いました。元々おかしい人でしたが、ここまで来たか、って。ちなみにこの『母』は私を子供の頃から見合いツアーに連れ出していた『母』です。私よりも自分の実の娘の方が何でも優れている筈だ!と思い込んで、私がピアノを習ってることにして他の子にピアノを習わせていた『母』です。ちなみにその月謝は【私が習う】という理由でどこかから(おそらく私の本当の実家)から出ていた金です。私の付き合う友達も親戚も全て用意していた女です。

自分は優しく頭もよく選ばれた存在、自分が付き合うべき人間は絵に書いたような優等生的な・・・まあ、ロボットみたいなヤツ、って信じて疑わない人でしたね。職人は汚くて野蛮で嫌い、と公言して憚らない女でした。なんだろ、PTA役員が理想とするエリートだけが自分の周りに居ればいい、みたいな。そういえば私、子供の頃木登り禁止されてましたね。女の子がやる遊びじゃない、って。とにかく檻に入れて私を飼うような女でした。

話が飛びましたが、ある日、夜眠る前に私にマッサージを所望されましてw

まあ、マッサージぐらいなら、と思って背中とか足とか揉んでたんですよ。そうしたら、突然凄い鼾を掻き始めまして。私は何もしてないですよ、普通に、ただ単にマッサージしてただけ。呼んでも揺さぶっても起きないんですよ。爆睡にしては、ちょっとおかしい。異常な鼾でした。

「もうお前は寝ていいから」と『父』に言われて私は引き下がりました。『父』がどこかへ連絡を取っていたようですが。

朝起きて『母』の様子を見ると、夢遊病者のようで。私はギョッとしましたが、顔を見て「昨日の『母』と違う!」と二度ギョッとしました。まあ、『父』も別人だったんですが。

救急車呼んじゃえばいいのに何故か『父』は自分の車で病院に連れて行く、と言ってきかない。私にも付いて来い、と。仕方なく、私は『母』を介抱しながら同乗しました。何か話しかけてやれ、と『父』が言うので私は『母』に適当な事を話しかけながら乗っていたのですが、鳥や野菜や猫を見ると、普通に「まあ、可愛いわね」とか「よく育ってる」とか反応するんですけど、『父』に関してはタクシーの運転手だと思っているような素振りで。病院に着いた時「お金は?」と言い出して『父』は涙を堪えていました。私は笑いを堪えていました。いや、だって、昨日倒れた人と別人だし、『母』のこれ、絶対芝居だろう!と思っていたので。

病院の待合室で待っていたら診察を終えた『母』が主治医と一緒に出てきました。主治医は「特に異常はない、小さな腫瘍が脳に見つかったけど薬で散らせるレベル、意識がいつ戻るのかはわからない、一時的に記憶喪失になってしまったようだ、何が原因かはわからない」と。私は思わず噴出してしまいました。だって『母』は主治医の後ろで夢遊病者のようにふわふわ踊ってるし、『父』は真剣に医者の話聞いてるし。私は医者に睨まれましたけど。

仕方なく、その日から私は仕事を休んで家の中のことをやっていたんですが、まあ、『母』のボロが出る出る。『父』の前では箸を震える手で辛うじて使っていたのに油断すると普通に使ってる。だから私が「あ、普通にもてるようになったね」と突っ込むとギクッとして慌てて箸を取り落とすw

なんのコントだよ一体。

一週間ほど経ったでしょうか、段々『母』も【快方】に向かって。夜私が一人で焼酎を飲んでいたら『母』がやってきまして。一杯くれ、と。それで一緒に飲んだんですが、まあ、いきなり核心を突くのもどうかと思って「いつから記憶戻ってたの?」とやんわりと訊きました。すると『母』は「初日から」とw

それを聞いていた『父』は「あんなこと言ってるけど、みんなに心配掛けたくなくてわざと強がってるんだ」と、また泣いて。

もう、なんなんだよ一体。お互いに入れ替わりすぎてて訳がわからなくなってるんじゃなかろうか、と。本当に付き合いきれないな、と思いましたね。多分、隠したい『母』・・・というか【逃げたい】『母』がいたんでしょうね。誰かから追われてる、だから自分の実の娘と私を入れ替えた、そして私に逃げられないように周囲を囲って、人間関係も制限して、自分の実の娘に美味しいところを持たせたんだろうな、と。前回にも書きましたが、私の【作ったもの】は、何度か他者の物として世に出ています。要は、パクられてるんですね。

多分『母』が、自分の実の娘の手柄にしようとして、パクったんでしょうね。状況証拠は真っ黒ですが。物的証拠がないんです。

まあ、物的証拠を掴んだところで、私ごと抹殺されるのがオチですが。

ナリスマシ天国ですね。盗んだモン勝ち、っていう。

学生紛争前、東大教授のある派閥が「日本を変えてやる」と立ち上がったそうですが、あなたたちが目指したモノは、他者のものをパクって成りすましてのさばった者が勝つ世の中だったんでしょうか?